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はじめての胃カメラ・大腸カメラ。

胃カメラ、大腸カメラと聞くと「あまり良いイメージが浮かばない… 」という方が多いのではないでしょうか。

今回は私が実際に検査を受けたときのことを交えて、どんな検査なのかというところから費用や感想などをお話していこうと思います。

はじめて検査を受ける予定の方、検査を受けたいけどなかなか勇気が出ないという方は、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。

細長い内視鏡を鼻や口から挿入し、食道 十二指腸を調べます。鼻から内視鏡を入れる経鼻内視鏡、口から内視鏡を入れる経口内視鏡があり、所要時間は5分ほどです。

胃カメラでわかること

胃がん、胃ポリープ、胃潰瘍、食道がん、逆流性食道炎 など

経鼻内視鏡

5mmほどの内視鏡カメラを鼻から挿入して検査を行います。経口内視鏡と比べるとスコープが細く、嘔吐反射が起こりにくいので、比較的ラクに検査を行うことができます。

経口内視鏡

10mmほどの内視鏡カメラを口から挿入して検査を行います。経鼻内視鏡に比べるとスコープが太く、画像が鮮明に映るので、より精度の高い診断を受けることができます。

大腸カメラとは

細長い内視鏡を肛門から挿入し、直腸 S状腸 下行結腸 横行結腸 上行結腸 回盲部 小腸の一部までの粘膜を調べます。所要時間は15分ほどです。

大腸カメラでわかること

大腸がん、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎、クローン病 など

鎮静剤について

鎮静剤とは興奮や不安を鎮めるための薬剤のことです。ウトウトした状態で検査をすることができ、恐怖心や苦痛を和らげてくれる効果があります。鎮静剤の使用には注意事項がいくつかあります。

安静の時間が必要

鎮静剤の効果が切れるまで30分〜1時間ほど休まなければならないので、病院に滞在する時間が長くなります。

車やバイク、自転車などの運転ができない

鎮静剤を使うと当日中は運転ができなくなります。人によっては仕事などに影響が出てしまうこともあるかもしれません。

副作用の可能性がある

アレルギー反応、呼吸が浅くなる、血圧の低下などが起こる可能性があります。

鎮静剤を使用する場合の注意事項は他にもあるので、医師と相談して決めましょう。

検査の費用は「病気の疑いがある」「健康診断の検査などで異常が見つかった」など、医師が必要と判断した場合のみ保険が適用されます。

「症状は特にないけれど、なんとなく受けてみたい」という理由で検査を受ける場合は自由診療(保険適用外)となります。

3割負担
胃カメラ4,000円~15,000円
大腸カメラ8,000円~30,000円
※ 検査の内容によって変動します

医療機関や検査の内容によって変わる部分もあると思うので「こんな感じなんだな」と参考程度に読んでみてください。(今回私が受けた検査は、胃カメラ+大腸カメラ+鎮静剤ありです)

STEP
検査の前日

前日は21時までに食事を済ませます。大腸カメラを受ける時は3日前から食事の内容に気をつけなければなりません。

もぐ

飲食についての注意事項は、検査を受ける医療機関のホームページなどで事前に確認しておくと安心です。

STEP
下剤の服用

はじめての検査で不安だったので、私は院内で服用する方法を選びました。落ち着いた環境で服用したいという方は家で服用する方法もあるので、ご自分に合った方を選びましょう。

まずい?おいしい?

塩味の強いスポーツドリンクのような味でした。美味しくはありませんが、個人的には想像していたより飲みやすかったです。(冷やすとより飲みやすくなるそうです)

どれくらい飲むの?

便の状態などによって変わるそうですが、私は下剤1.5ℓ+水500mℓを飲みました。看護師さんに便のチェックしてもらい、OKがもらえたら服用終了です。

STEP
検査着に着替える

指輪などのアクセサリー類、下着などを全て外した状態で検査着に着替えます。

STEP
採血、ライン確保

感染症チェックのための採血と鎮静剤を入れるためのライン確保をしてもらいます。

STEP
検査前の準備

胃の泡を消すための消泡剤を飲み、のどに麻酔をしてもらいます。(風邪で扁桃腺が腫れた時のような感覚になり、すこし辛かったです ՞ ՞ )

鎮静剤を入れてもらったら準備完了です。

STEP
検 査

鎮静剤のおかげで、検査中のことは全く覚えていません。気が付いたら終わっていて、とてもありがたかったです…!

STEP
診 察

目が覚めて落ち着いたら、着替えて結果説明となります。検査中に見ることができなかった胃や腸の画像を見せてもらいながら、丁寧に診察してもらえました。

怖い?痛い?実際に行ってみて

はじめての胃カメラ・大腸カメラで緊張しましたが、鎮静剤のおかげもあって、ほとんど苦痛を感じることなく終えることができました。

これなら全然怖くないぞ!と検査に対するハードルがぐっと下がったので、必要以上に怖がらなくても大丈夫だと検査を受ける前の私に伝えてあげたいです。

そして、この記事を読んで「検査を受けられたよ!」という方が少しでも増えてくれたら嬉しいなと思います。

この記事を書いた人

30代 会社員
読書、映画、音楽、野球観戦、旅行、おいしいもの、書くことが好き!

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